IT業界で働くエンジニアは、依頼を受けてから納品まで、スケジュールをしっかり立てることが重要です。
なかでもフリーランスのエンジニアは仕事を続けるためにも、クライアントとの信頼関係が欠かせません。作業が遅れて信頼を失ってしまわないように、決められた納期は必ず守る必要があります。そのため、タスク管理スキルはとても大切です。
タスク管理とは、仕事開始から終了までを設定し、その間のタスクを割り振ることです。順番や誰にどのタスクを割り振るかを決めます。さらに、進捗状況を確認し、変更や修正を加えることも重要です。
ではタスク管理は、どんな効果があるのでしょうか。
まず、作業の漏れや納期遅れが防げます。タスク管理をする時は、予めその仕事を完結させるまでに行うべきタスクを、全て洗い出す必要があります。なぜなら、洗い出さないと、誰に何を割り振るか決められず、優先順位も決まらないためです。そのため、作業の漏れが防げて、効率良く進めることができます。結果、納期遅れといったトラブルもなく、たとえイレギュラーなことが起きても、ゆとりをもって対処できるでしょう。
また、集中力が持続する効果もあります。タスク管理をすると、全体のスケジュールが分かりやすくなります。自分の頭の中だけで覚えておかなくて済むため、その労力を実際の作業に使えます。
そして、心配性で何度もスケジュールを確認してしまう人にもタスク管理はおすすめです。「今日自分がすべきタスクはこれだ」と安心して仕事ができ、集中力が持続するかもしれません。